伊達高養通信

就労支援セミナー

 10月29日(水)に本校生徒、保護者を対象とした就労支援セミナーが行われました。

 今年度は一昨年度に来校いただいた、北海道労働局の大加瀬様を講師にお招きし、「卒業後に利用できる社会資源」や「一般就労するために必要なこと」などについて講演していただきました。

 働く理由や何のために働くのかということを自分の中でしっかりもつことがモチベーションを保つために大切なことであること、困ったときに自分から発信できる力を身に付ける必要があること、働く上で生活力を身に付けることが大切であることなど、分かりやすく丁寧にお話ししていただきました。

 セミナー終了後、生徒からは、「一般就労する上で一番は大事なことは、生活力だということが分かりました。」「働く理由をもつことが大切なことを学びました。ありがとうございました。」「(一般就労すると)サービスを受ける側から、サービスを提供する側に立場が変わるという話が一番印象に残りました。」など、就労に向けて前向きな感想が寄せられました。参加された保護者の方からも、「生活力を身に付けるために自宅でサポートできることは取り組んでいきたい」という感想を複数いただきました。

 北海道労働局の大加瀬様、お忙しい中貴重な講演をしていただき、誠にありがとうございました。

第2学年 現場実習

 第2学年では、9月1日(月)~9月12日(金)の2週間(土日祝日を除く10日間)夏季現場実習に臨みました。

 主に学校から単独又は引率、自宅から単独など、いろいろな実習形態で夏季現場実習を行いました。

 今年の夏は例年に比べて特に暑かったため体調を崩したりすることが心配されましたが、ほとんど休むこともなく、生徒が日頃学んだ成果を発揮して、夏季現場実習を頑張りました。様々な不安や緊張もあったと考えますが、それらを乗り越えることで、大きな収穫と充実感を得られた実習になったのではないかと考えます。おつかれさまでした。今回出てきた課題をそれぞれの生徒たちがこれからの学校生活の中で意識をもって改善し、冬季の実習に繋げてほしいと考えます。そして、それを元にして進路の方向性を自分で考え、周りの人たちと意識の共有を図りながら定めていくことを期待しています。

 

コロナ禍後初!PTA給食試食会を開催(大好評)

 コロナ禍後初のPTA給食試食会を開催しました。オリエンテーションでは、栄養教諭から配膳~下膳の流れや給食ができるまでについて、説明がありました。普段見られない厨房の様子もスライドを使い分かりやすく公開され、参加者は熱心に耳を傾けました。試食では、保護者の皆様が生徒と同様に配膳を体験し、「美味しい」「彩りが良い」などの声や、生徒の給食風景を見守る温かい様子が見られました。久しぶりの開催に不安もありましたが、笑顔あふれる会にすることができました。

大盛況! 第2回PTA研修会。満席の会場

 第2回PTA研修会には、25名の保護者に御参加いただき、会場は熱気に包まれました。

研修会では、講師の伊達市障がい者総合相談支援センター「あい」の米谷様から、「障害年金制度」をテーマに、御自身の経験談を交えながら分かりやすく御講演をいただきました。

 参加された保護者の皆様は、熱心にメモを取りながら聞き入っており、「知りたかったことがほぼ聞けてとても良かった」「中身の濃い、分かりやすい研修だった」と御好評をいただきました。

 素晴らしい御講演をいただきました米谷様、また、御参加いただいた保護者の皆様に心から感謝申し上げます。研修会の様子は、後日「PTAだより」にも掲載する予定です。是非御覧ください。

 

第1学年 現場実習

 本校では、各学年現場実習という取組を行っています。

 第1学年では、伊達市内の事業所様へ職員の引率を基本とした現場実習を、第2学年では、伊達市やそれぞれの居住地等で夏・冬2回の現場実習を、そして第3学年では、企業・事業所様から卒業後の雇用や利用を御判断いただくための採用試験のような意味合いをもった現場実習を実施しております。

 

 第1学年は、9月29日(月)~10月10日(金)の土日を除く10日間の実施となりました。様々な不安や緊張の中、初めての現場実習に臨みましたが、実習後の表情には、それぞれの変化が見られました。学校外の環境において、これまでの学習の成果を発揮できた生徒や社会のマナーについて気が付けた生徒など、大きな収穫があった実習になっ たと考えています。このたびの経験を通して自己理解を深め、今後の学校生活での学びや第2学年の現場実習につな がっていくことを期待しています。

 最後に、本校の学習活動へ御理解をいただき、現場実習に御協力いただきました7事業所の皆様、そして生徒をサポートいただきました保護者の皆様へと感謝を申し上げます。

 第1学年の現場実習中の生徒の様子については、10月31日の学年懇談会の中でも保護者の皆様に御紹介させていただきたいと考えております。

 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

第9回小野寺眞悟杯北海道特別支援学校フットサル大会

 7月26日(土)、江別市「道立野幌総合運動公園体育館」にて開催された、「第9回小野寺眞悟杯北海道特別支援学校フットサル大会」に参加しました。

 4年連続で参加した今大会は、是が非でも結果を残したいという気持ちが強い大会でした。

 

 予選リーグ1戦目は、新篠津高等養護学校との対戦。

 立ち上がり緊張が見られ、チャンスを決めきれず0-0の引き分け。

 2戦目は、小樽高等支援学校との対戦。

 立ち上がりから攻め込むも得点が奪えず。逆に相手にワンチャンスを決められ

0-1で敗戦

 

 3戦目は、紋別高等養護学校との対戦。

 キャプテンの素晴らしいシュートがゴールに突き刺さり、1-0の勝利。

 

 4戦目は、札幌あいの里高等支援学校との対戦。

 シュートチャンスがあったものの得点につなげることができず、失点を重ねて

0-3の敗戦。

 

 予選リーグを1勝1分2敗で3位通過となり、順位決定戦に進みました。

 各リーグ3位で通過したチームとトーナメント戦を行いました。

 順位決定戦の1戦目は、千歳高等支援学校との対戦。

 疲れている中でも、チャンスをしっかり決めて試合を優位に運びました。

2-0で勝利。

 順位決定戦の2戦目は、函館高等支援学校との対戦。

 積極的にゴールを狙い、良いかたちで得点を取ることができました。しかし、最後まで守り切れず失点を重ね。1-2で敗戦。

  

 今大会は、18チーム中10位という結果で、本大会の過去最高順位で終えることができました。

選手たちは蒸し暑い中、そして限られた人数で、最後まで粘り強く体を張ったプレーを見せてくれました。また、選手同士、声を掛け合いながらプレーをすることができていました。

 今大会は昨年よりも良い結果となりましたが、悔し涙を流す選手もいました。この悔しさを成長の糧とし、今後の大会に向けて心身ともに「強いチーム」を目指して日々の練習に励みます。

最後になりますが、たくさんの応援ありがとうございました。

 

令和7年度 芸術鑑賞会

 今年度は元宝塚歌劇団の白川亜樹様、五月梨世様、華村りこ様の3名を招いて7月18日(金)に「だて歴史の杜カルチャーセンター」の大ホールで実施しました。

 伊達市内からは、伊達小学校、東小学校、伊達中学校、光陵中学校の生徒と教員、だて地域生活支援センター旭寮、まめた、ワークセンターえるむ、ふみだすの利用者や職員も来場し、にぎやかな雰囲気での鑑賞会になりました。

 ステージは、素晴らしい歌曲だけではなく楽曲に合わせた舞踊もあり、どれも生徒たちが目を輝かせて見入り、生の歌声に感激していました。また、多くの方が知っている「ドレミの歌」などの曲を一緒に合唱し、公演者の呼び掛けで生徒や来場者がステージに上がるという場面があり、生徒たちにとってとても素晴らしい経験になりました。

 その他、衣装のきらびやかさや、早着替えの妙、美しさに魅了されました。宝塚歌劇団についてやミュージカルの内容、背景の説明などがあり、生徒たちは真剣に聞き入っていました。

 短い時間での芸術鑑賞会ではありましたが、本校生徒及び教職員、伊達市内の小中学校の生徒や教員、事業所の方たちも楽しい一時を送ることができました。

   
     
   

ステージから座席の通路へマイクを

持って下り、生徒たちの側でも一緒

に歌ってくださいました。

 

最後には、希望者をステージに上げ、

一緒に歌いました。

会場は大興奮でした。

生徒たちにとって一生の思い出にな

りました。

アンコールは 宝塚歌劇団を象徴する歌「すみれの花咲く頃」を歌っていただきました。
     

生徒代表から感謝の言葉と本校の製  品を記念品として贈呈しました。  

お忙しい中、本校の芸術鑑賞会に出演いただいた白川亜樹様、五月梨世様、華村りこ様ありがとうございました。

共催いただきました伊達市教育委員会と、「だて歴史の杜カルチャーセンター」の皆様、本校の教育活動に御賛同、御協力をいただき、ありがとうございました。

 

非行防止教室

 7月23日(水)の5校時目に、非行防止教室を実施しました。伊達警察署生活安全課から講師をお招きし、SNSの危険性をテーマに講話をいただきました。

 実際に起きた事件や起こりうるシチュエーションを元に、該当する罪状はどんなものがあるかを考えたり、そうならないためにどうしたら良いのかをワークシートを使って整理したりすることができました。生徒にとっても身近なSNSの使い方について、改めて整理する良い機会となりました。

清笛寮サマーフェスティバル ‘25

 寄宿舎では、6月24日(火)に、寄宿舎行事「清笛寮サマーフェスティバル ‘25」を実施しました。寄宿舎生徒の代表である舎友会執行部や、お手伝いの生徒が夏祭りの活動計画や準備、運営を行いました。

 今年は体育館でお祭りを行い、限られた時間の中でしたが、多くの生徒が行事に参加しました。「射的」「ヨーヨー釣り」「ひもくじ」「スマートボール」のコーナーを設置し、生徒が各コーナーを回り楽しみました。他にも、体育館内の飲食スペースで配られたお菓子や飲み物、ドーナツを食べながら談笑をする様子もありました。今回は初の試みで、ドーナツを当日食べられるように、事前に希望者を募り手配してみたところ、とても好評でした。

 ステージでは、生徒の有志発表を行いました。ダンスを踊ったり、ギターなどで音楽を演奏したり、生徒が思い思いの発表をして盛り上がっていました。

 寄宿舎での行事を通じて、企画のお手伝いをしたり、行事への参加を楽しんだり、生徒一人一人が主体的に活動へ参加をする姿を見ることができました。

陸上記録会表彰式

 7月25日(金)の終業式前に、先日開催された第42回陸上記録会の表彰式を行いました。

 各競技の上位入賞者が壇上に上がり、仲間たちからの祝福の拍手を受けながら喜びの表情を浮かべていたのが印象的でした。

 表彰された皆さん、おめでとうございます。

一日防災学校

 7月17日(木)に、一日防災学校を実施しました。体験的な学習や避難訓練等を通して、災害から自分自身の身を守る方法や日頃からできる対策について考えを深めました。

 1時間目のオリエンテーションでは全校生徒で、一日防災学校を行う意義を確認し、災害に関するクイズを通して災害や防災についての基礎を学びました。

 2、3時間目は各学年に分かれ、実際に校内にある身の周りの危険箇所を確認したり、災害時のフェイクニュースの見分け方や心肺蘇生法、AEDの使用などについて学んだりしました。

 4時間目は伊達市消防局の職員の方による講演を聞きました。講演では「日常生活における防災対策と、実際に災害にあった時の行動」について、お話をいただきました。

 5時間目には、有珠山噴火に伴う地震を想定した避難訓練を行いました。避難経路には障害物を設定するなど、より実践的な訓練を行いました。

 避難訓練後は各学年に分かれ、火災時の避難体験や水が出る消火器による消火体験を行いました。避難体験ではスモークマシーンで寄宿舎の一部を煙を充満させ、その中をハンカチを口に当てて煙を吸わないよう体勢を低くして歩き、火災時における避難の基本を体験的に学びました。

 今回の経験を生かして日頃から災害に備え、万が一のときは、落ち着いて行動して欲しいと考えます。

第42回 陸上記録会について

 7月4日(金)に本校グラウンドにて第42回陸上記録会が開催されました・・が、途中降雨のため順延。翌週7日(月)に再開され、無事に全種目行うことができました。

 多くの保護者の方が見守る中、生徒たちは強い日差しに負けずに日頃の練習の成果を大いに発揮し、高跳びでは男女とも校内新記録が出るなど好記録が続出!記録にも記憶にも残る思い出深い大会になりました。

 生徒たちのキラキラとした表情や、学年旗を掲げて惜しみなく仲間たちに声援や拍手を送る清々しい姿が非常に印象的でした。

 

 

第1回PTA研修会を開催しました!

 先日6月20日(金)、今年度第1回目のPTA研修会を開催いたしました。

 今回も昨年度に引き続き本校の西川教諭が講師を務め、「ICT教育の現状と課題」をテーマに、Chromebook(クロームブック)を操作した授業体験や、お子様との情報モラルの適切な向き合い方についての説明を実施しました。

 参加された皆様からは「大変実りのある研修だった」と御好評をいただきました。

 研修会の様子は、後日「PTAだより」にも掲載する予定です。是非御覧ください。

 

見学旅行

 令和7年6月16日(月)から6月19日(木)までの三泊四日で、東京への見学旅行を実施しました。連日30℃を超える厳しい暑さの中ではありましたが、生徒全員が体調を崩すことなく、無事に全日程を終えることができました。

 

 初日は、飛行機で東京へ移動しました。初めて飛行機を利用する生徒も多く、緊張しながらも期待に胸をふくらませて出発しました。羽田空港到着後は、東京スカイツリーを訪れ、展望デッキから東京の街並みを一望し、都市の広がりや構造を体感することができました。

 

 二日目は、浅草寺を見学した後、グループごとに計画を立てた自主研修を実施しました。最高気温35℃の中、各グループで事前に調べた観光地や文化施設を訪れ、歴史や風土に触れる貴重な学びの機会となりました。

 三日目は、「東京大空襲・戦災資料センター」と「日本科学未来館」を見学しました。「東京大空襲・戦災資料センター」では、東京大空襲が起きた実際の地で説明を受けました。当時の生活や空襲について動画を視聴し、生徒は真剣な表情で学んでいました。「日本科学未来館」では、最新の科学技術に触れる展示や体験型のコーナーを通じて、科学の進歩と私たちの生活との関わりについて学ぶことができました。また、昼食会場では、生徒が自主的に食器の片付けを行い、添乗員の方から「これほどマナーの良い生徒は初めて見ました!」とお褒めの言葉をいただきました。

 四日目は、羽田空港でお土産の購入をし、帰路に就きました。

 四日間を通して、生徒一人一人が責任をもって自分の役割を果たすことができました。さらに、集団の一員としての自覚が芽生え、自ら積極的に行動する姿が随所に見られました。見学旅行を通じて多くのことを学び、仲間との信頼関係を深める機会となりました。

 今回の見学旅行で得た経験や気付きが、今後の学校生活や寄宿舎生活、さらには、家庭生活においても生かされることを期待しています。

生徒総会

 6月5日(木)に生徒総会が行われました。

 生徒会執行部と各委員長が年間・月別活動計画を発表し、今年度の生徒会・委員会の活動について全校生徒で審議し合いました。各委員会へ質問や要望があり、委員長が回答するなど、全校生徒で確認し合える良い生徒総会でした。

新入生歓迎会

 4月24日(木)に新入生歓迎会を行いました。入学式を終え、学校生活が始まっている新入生に2.3年生がダンスや実技、動画を用いて部活動・同好会の紹介を行いました。

 また、学科の紹介では、実演や作業風景が分かる動画、各ホームルームの教室に飾れるドライフラワーをプレゼントしたりと、各学科の特色を生かした発表となりました。新入生は真剣に先輩方の発表を聞きいており、度々、拍手や歓声を送っていました。

 これからの学校生活、楽しいことも大変なことも全力で取り組める生徒たちであってほしいです。

交通安全教室

 4月16日(水)の5校時目に、交通安全教室を実施しました。伊達警察署交通課から講師をお招きし、交通安全をテーマに講話をいただきました。

 ドライブレコーダーで録画された、実際の事故現場の映像を交えて説明していただき、事故が起こりやすい状況や理由などを理解することができました。映像から伝わるリアルな光景や当事者たちの声などが鮮明に伝わり、生徒たちは交通事故の恐ろしさに驚きながらも真剣な表情で学習していました。

第45回入学式

 快晴で暖かな春の日差しに恵まれた良き日に、第45回入学式が挙行され、在校生・教職員一同で40名の新入生を迎えました。

 

 まず、在校生・教職員一同が校歌を高らかに歌い上げ、歓迎の気持ちを伝えました。

 

 次に、校長式辞では新入生に向けて、「多くのことに挑戦し、自分の可能性を大きく伸ばしてほしいこと」「相手を思いやる気持ちで挨拶をし、お互いの存在を認め合うこと」が述べられ、在校生に向けては、「先輩として良き手本を示してほしいこと」が話されました。

 

 新入生代表の誓いの言葉では、「校訓である希望、自立、前進の気持ちを忘れず、社会自立に向けて力いっぱい頑張ることを誓います」と、決意に満ちた力強い声で述べられ、会場内には大きな拍手が響き渡りました。

 

 生徒会長からの歓迎の言葉では、「困ったときは勇気を出して、自分から声を掛けてみよう。すてきな学校を選んだ自分を信じて、私たちと一緒に楽しい学校生活を送りましょう」と、心強い言葉が贈られました。

 

 入学式は、会場全体が祝福に包まれた雰囲気の中で幕を閉じました。

着任式と始業式

 1 着任式では、校長先生から新たに15名の職員の紹介があり、着任した職員から挨拶がありました。

 

 始業式では、校長講話の後、職員紹介が行われました。ホームルーム担任や作業担当の紹介に、生徒の皆さんは目を輝かせながら、真剣に耳を傾けていました。